ケアハウスには一般型と介護型の2つがあります。介護や医療サービスが限定的で生活支援がメインの一般型と、要介護度が上がっても住み続けられる介護型では、入居条件も異なりますし、受けられるサービスも変わります。そのため、介護職員の負担や仕事内容といった点でも違いが出てきます。どちらが自分に向いているのか、どちらのタイプで働きたいのか、希望を明確にすることが大切といえます。一般型でも介護型でも、同じケアハウスだから何とかなると軽い気持ちで判断してしまうと、働き始めてからトラブルや不満を抱えたり、後悔することになりかねません。どちらのタイプで働きたいのかをハッキリさせ、職場選びの際は良く確認することが大切です。

また、ケアハウスは、地方自治体や社会福祉法人、民間事業者と運営元がさまざまで、施設によってサービス内容や料金面に差が出ることも珍しくありません。施設独自のルールがあることも少なくないので、経験がある場合には有利に働くことが多いものの、新しい環境には馴染みにくいといった側面も考えられます。特に前の職場の方が働きやすく、制度やサービスが充実していた場合、新しい職場では悪いところばかり目に入ってしまう…といったことになりかねません。

トラブルを抑え、働きやすい環境を確保するためには、しっかりと施設を確認し、経験が活かせる職場を選ぶようにすることが大切です。また、施設が変われば仕事内容や方針も変わると割り切ることも時には必要といえます。